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暗証番号に語呂合わせは危険?推測されやすい4桁と安全な決め方

「4649(よろしく)なら絶対に忘れない」と、語呂合わせで暗証番号を決めたことはないでしょうか。覚えやすい番号は便利な反面、他人にとっても思いつきやすい番号です。4桁の暗証番号は 0000〜9999 の1万通りしかなく、よく使われる番号から試されると、思っているよりずっと早く当てられてしまいます。この記事では、推測されやすい4桁のパターン、語呂合わせの番号が危ない理由、それでも覚えやすい暗証番号の決め方、自分の番号を確かめる方法をまとめます。

4桁の暗証番号は「よく使われる順」に試される

4桁の暗証番号は 0000〜9999 の1万通りです。全部を順に試すなら当たるまでに平均5000回かかりますが、実際に人が選ぶ番号には大きな偏りがあります。海外で流出した暗証番号を分析した調査(DataGenetics、2012年)では、1234 が全体の約1割を占め、よく使われる上位20個だけで全体の4分の1を超えていました。

キャッシュカードやスマートフォンは、数回続けて間違えるとロックされるしくみになっています。そのため、他人が当てられるのは数回のうちに試せる番号だけです。裏を返すと、真っ先に試される「よくある番号」さえ避ければ、4桁でも当てられる可能性はぐっと下がります。危ないのは、桁数の少なさよりも、選び方の偏りです。

推測されやすい4桁のパターン

真っ先に試される番号には、いくつかの決まったパターンがあります。語呂合わせメーカーの暗証番号のチェックも、次のパターンに当てはまるかを調べています。

パターン例ツールの判定
同じ数字の繰り返し0000・1111・7777推測されやすい
連番(増える・減る)1234・4321・9876・0123推測されやすい
テンキーの縦や斜めの並び2580・1478・1590推測されやすい
有名な語呂4649・1122・2525推測されやすい
2桁の繰り返し1212・3434やや推測されやすい(1212 など特に多いものは推測されやすい)
前後対称1221・3443やや推測されやすい
西暦の年1987・2024やや推測されやすい(生まれ年・記念の年)
月日0101・1225・0214やや推測されやすい(誕生日・記念日)
語呂で読める番号4510(仕事)・3874(鯖 梨)やや推測されやすい

2580 は、電話やATMのテンキーで 2・5・8・0 と真下になぞる並びです。番号そのものに意味がなくても、指の動きが単純な番号はよく使われるため、推測されやすい番号に入ります。

語呂合わせの番号が危ない3つの理由

  • 有名な語呂は誰でも思いつく:4649(よろしく)、1122(いい夫婦)、2525(ニコニコ)は、覚えやすいからこそ多くの人が選びます。数字の並びに偏りがなくても、語呂で有名な番号は「よくある番号」として試されます。
  • 本人と結びつく語呂は調べられる:名前(45 しんご など)、好きな食べ物(29 肉)、ペットの名前などの語呂は、SNSの投稿や会話から推測されるおそれがあります。
  • 語呂の番号はほかでも使い回しがち:車の希望ナンバーや電話番号に語呂を使っていると、同じ4桁を暗証番号にしてしまいがちです。車のナンバーや店の電話番号は誰でも見られる情報です。

語呂合わせメーカーで実際に調べると、4649 は「よく使われる4桁」と「語呂で読める」の両方に当てはまり、「推測されやすい(避けたほうがよい)」と判定されます。1122 は、よく使われる番号・11月22日の日付・いい夫婦の語呂の3つに当てはまります。

覚えやすく、当てられにくい暗証番号の決め方

安全な番号はランダムに選ぶのがいちばんですが、覚えられなければメモに書いてしまい、かえって危なくなります。覚えやすさを残したまま推測されにくくするには、次の方法があります。

  1. 1

    番号は偶然に決める

    サイコロを4回振る、パスワード生成ツールの PIN の設定を使うなど、自分の考えが入らない方法で4桁を決めます。自分の名前・誕生日・家族・ペット・住所から作った番号は避けます。

  2. 2

    チェックで弱いパターンを外す

    できた4桁が、同じ数字・連番・日付・年・語呂に当てはまらないかを確かめ、当てはまったら決め直します。

  3. 3

    覚え方はあとから自分で作る

    番号が決まってから、数字の形や指の動き、自分だけにしかわからない語呂やイメージを当てて覚えます。番号を語呂から作るのではなく、偶然決めた番号に覚え方を後付けするのがポイントです。

  4. 4

    使い回さない

    キャッシュカード・クレジットカード・スマートフォンで、それぞれ別の番号にします。車のナンバー・電話番号・郵便番号と同じ番号も避けます。

語呂合わせメーカーのチェックで 0000〜9999 の1万通りをすべて調べると、「目立った弱点なし」は6251個で、約6割です。偶然に決めた番号でも4割近くは何らかのパターンに当てはまるので、決めたあとに一度確かめて、当てはまれば決め直すのが確実です。

スマートフォンのように6桁以上の番号が使えるなら、桁を増やすだけで組み合わせは100倍以上になります。パスワードも含めた強い認証情報の作り方は強いパスワードの作り方、覚えやすさと強さを両立する考え方はパスフレーズの作り方で解説しています。

自分の暗証番号が推測されやすいか確かめる

語呂合わせメーカーの「ナンバー・暗証番号」のタブに4桁を入れると、暗証番号として推測されやすいかを3段階で表示します。判定は入力した瞬間にブラウザの中で行われ、番号がサーバーに送られることはありません。

判定当てはまる条件例
推測されやすい(避けたほうがよい)同じ数字・連番・よく使われる4桁0000・1234・2580・4649
やや推測されやすい2桁の繰り返し・前後対称・年・月日・語呂で読める1225・1987・0510
目立った弱点なし上のどれにも当てはまらない7391 など

語呂のいい番号は、暗証番号ではなく人に覚えてもらいたい番号に使うのがおすすめです。使い道は車の希望ナンバーや電話番号の語呂合わせで紹介しています。

よくある質問

語呂合わせの番号を暗証番号にしても大丈夫?
おすすめしません。4649(よろしく)や 1122(いい夫婦)のような有名な語呂は多くの人が選ぶため、真っ先に試される番号です。名前や誕生日の語呂も、本人の情報から推測されるおそれがあります。
暗証番号で避けるべき番号は?
同じ数字の繰り返し(0000・1111)、連番(1234・9876)、テンキーの縦の並び(2580)、2桁の繰り返し(1212)、生まれ年や誕生日、有名な語呂、車のナンバーや電話番号と同じ番号です。
よく使われている暗証番号は?
流出した暗証番号を分析した海外の調査では、1234 が全体の約1割を占め、1111・0000・1212・7777 などが続きました。上位20個だけで全体の4分の1を超えていたとされています。
覚えやすくて安全な暗証番号の作り方は?
番号はサイコロなどで偶然に決め、同じ数字・連番・日付・年・語呂に当てはまらないかを確かめてから、覚え方をあとから自分で作る方法がおすすめです。語呂から番号を作ると、よくある番号に寄りやすくなります。カードやスマートフォンごとに別の番号にします。
誕生日を暗証番号にするのはなぜ危ないのですか?
誕生日は、免許証や保険証、SNSのプロフィールなどから他人が知りやすい情報だからです。財布ごとカードを落とした場合、同じ財布に入っている身分証から誕生日がわかってしまいます。

この記事で紹介したツール

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