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プランターに何株植えられる?株間の早見表と野菜別の植え方

苗を買うときに迷うのが「このプランターに何株植えられるか」です。苗はかわいくてつい多く買ってしまいますが、詰めて植えると風通しが悪くなり、根も土も足りずに、結局どれも育ちきらないことがよくあります。植えられる数は、となりの株との間隔(株間)と、1株が必要とする土の量の両方で決まります。この記事では、野菜・ハーブ・花の株間と必要な土の量の一覧、プランターの大きさ別に何株植えられるかの早見表、鉢で育てるなら何号が必要か、千鳥植えや筋まきのコツ、詰めて植えたいときの注意点をまとめます。

株数は「株間」と「土の量」の少ないほうで決まる

プランターに植えられる株の数は、次の2つで計算した数のうち、少ないほうになります。どちらか一方だけで決めると、見た目は収まっても育たない、ということが起きます。

  • 株間で並べられる数:となりの株との間隔と、縁からの余白(株間の2割、4〜10cm)を取って、土の表面に何株並ぶか。
  • 土の量で育てられる数:1株が必要とする土の量で、プランターの土を割った数。ミニトマトなら1株に約10L が目安です。
  • そのうえで、土の深さが作物の根の深さに足りているかも確かめます。ミニトマトは25cm 以上、葉物は15cm 程度が目安です。

たとえば深型65cm プランター(土約27L)にミニトマトを植える場合、土の量だけなら2株分ありますが、株間45cm を取ると表面に並ぶのは1株です。一方、標準65cm プランター(深さ17cm)は、株間では1株入っても深さが足りず、ミニトマトには向きません。

野菜・ハーブ・花の株間と必要な土の一覧

作物株間土の深さ1株に必要な土鉢なら(ふつう/深鉢)
ミニトマト45cm25cm 以上約10L11号/9号
大玉・中玉トマト50cm30cm 以上約20L13号/11号
ナス50cm30cm 以上約15L12号/10号
ピーマン・パプリカ45cm25cm 以上約10L11号/9号
キュウリ40cm25cm 以上約10L11号/9号
ゴーヤ50cm25cm 以上約15L12号/10号
オクラ30cm25cm 以上約8L10号/9号
枝豆20cm20cm 以上約3L8号/6号
イチゴ25cm15cm 以上約3L7号/6号
リーフレタス20cm15cm 以上約2L7号/6号
ブロッコリー・キャベツ40cm25cm 以上約12L11号/10号
ジャガイモ30cm30cm 以上約10L12号/9号
玉ねぎ・ニンニク12cm20cm 以上約0.8L8号/6号
バジル・シソ25cm15cm 以上約4L8号/7号
パンジー・ビオラ15cm15cm 以上約1L6号/5号

「鉢なら」の列は、鉢底石を入れたうえで1株植えに必要な号数です。ふつうの鉢は高さが直径とほぼ同じ形、深鉢は高さが直径の1.25倍ほどの形を想定しています。深鉢なら同じ土の量と深さを、2号ほど小さい鉢で確保できます。号数ごとの土の量は鉢の号数と土の量の早見表にまとめています。

プランターの大きさ別・何株植えられるかの早見表

よくある大きさのプランターについて、鉢底石を入れた前提で計算した株数です。「△」は土の量か深さが足りず、もっと大きな容器が向くという意味です。

作物ミニ30cm標準45cm標準65cm深型65cm大型70cm40cm 角
ミニトマト△△△1株2株1株
ナス△△△△1株△
キュウリ△△△2株2株1株
ピーマン△△△1株2株1株
イチゴ△2株2株2株5株4株
リーフレタス△2株3株5株6株4株
バジル△1株2株2株5株4株
玉ねぎ△△△10株15株9株
小松菜△1条7株1条11株2条22株3条36株3条18株
ラディッシュ△1条9株2条26株2条26株3条45株3条24株
パンジー△3株4株8株8株5株

標準65cm プランターは深さが17cm ほどなので、葉物・イチゴ・ハーブ・花には向きますが、ミニトマトやキュウリなどの実もの野菜には深さが足りません。実もの野菜には深型65cm 以上を選びます。プランターごとの土の量は65cmプランターの土は何リットル?で確かめられます。

深型65cm プランターにミニトマトを2株植えたいとき

深型65cm プランターにミニトマトを2株植える育て方もよく紹介されます。土は約27L あるので、1株あたり約13.6L と、土の量の目安(10L)は満たしています。足りないのは株間で、2株を植えると間隔は30cm ほどになり、目安の45cm より狭くなります。

  • わき芽はこまめに摘み、1本仕立てにして葉が込み合わないようにします。
  • 支柱はプランターの外側に向けて斜めに立て、株の上のほうが離れるように誘引すると、風通しと日当たりが確保できます。
  • 土が少なめになるぶん、夏は水切れしやすくなります。朝夕2回の水やりと、2週間に1回程度の追肥を目安にします。
  • 確実に収穫したいなら、1株で育てるか、大型70cm(土約43L)で2株にするほうが失敗が少なくなります。

千鳥植えで、同じプランターに多く植える

幅のあるプランターや花壇では、株を一直線や碁盤の目に並べるより、となりの列を半分ずらす「千鳥植え」にすると多く植えられます。千鳥にすると、列と列の間隔を株間の約0.87倍につめても、ななめの株どうしの距離は株間のまま保てるからです。

  • 深型65cm プランターのリーフレタスは、千鳥にすると5株植えられます。
  • 大型70cm プランターでは、イチゴやバジルが千鳥で5株入ります。
  • 180×90cm の花壇なら、キュウリ(株間40cm)は千鳥で14株、ミニトマト(株間45cm)は8株が目安です。

小松菜・ラディッシュは「筋まき」と「間引き」で数を決める

小松菜・ホウレンソウ・水菜・ラディッシュ・ニンジンなどは、苗を植えるのではなく、種を筋状にまいて育て、育ちに合わせて間引きます。何株育つかは、筋(条)の数と、最後に残す株の間隔で決まります。

作物最後の株間条間(筋と筋の間)深さ
小松菜・チンゲン菜・水菜5cm12cm15cm
ホウレンソウ5cm12cm15cm
ラディッシュ4cm10cm15cm
小カブ8cm12cm15cm
ニンジン(ミニ・短根)8cm15cm25cm
ベビーリーフ2cm8cm10cm
葉ネギ2cm10cm15cm
  • 種は株間よりずっと細かくまき、本葉が出るころから2〜3回に分けて間引き、最後に表の間隔にします。
  • ラディッシュや小カブは、間引きが遅れると根が太りません。とくに最後の間引きは早めに行います。
  • 間引いた若い葉はサラダやみそ汁の具として食べられます。

ツールで植える位置を図で確かめる

プランター・鉢の土の量 計算の「何株植えられる?」タブでは、容器と作物を選ぶと、株間で並べられる数と土の量で育てられる数、植える位置を上から見た図で表示します。32種類の野菜・ハーブ・花に対応し、筋まきの作物は何条で何株になるかも出ます。

植える前に必要な土・鉢底石・苦土石灰・元肥の量も同じツールで計算できます。量の目安は鉢底石・苦土石灰・元肥の量、自分で土を配合するなら赤玉土と腐葉土の配合と量もあわせて参考にしてください。

よくある質問

65cmのプランターにミニトマトは何株植えられますか?
深さ25cm 以上の深型65cm プランターなら、株間45cm を取って1株が目安です。土は約27L あるので、わき芽をこまめに摘んで1本仕立てにすれば2株でも育てられます。深さ17cm ほどの標準65cm プランターは深さが足りず、ミニトマトには向きません。
イチゴはプランターに何株植えられますか?
イチゴの株間は25cm ほどで、標準65cm プランターなら2株、大型70cm なら千鳥植えで5株、40cm 角の深型なら4株が目安です。ランナーの反対側(花が出る側)をプランターの外に向けて植えると、実が外側にぶら下がって収穫しやすくなります。
小松菜はプランターに何条まけばいいですか?
条間12cm が目安で、標準65cm プランターなら1条(間引き後に約11株)、深型65cm なら2条(約22株)、大型70cm なら3条(約36株)です。最後に株間5cm になるよう、2〜3回に分けて間引きます。
野菜を育てるプランターの深さはどれくらい必要ですか?
葉物やイチゴ・ハーブは15cm 程度、ミニトマト・キュウリ・ピーマンは25cm 以上、ナス・大玉トマト・ジャガイモは30cm 以上が目安です。深さが足りないと根が張れず、水切れも起こしやすくなります。
株間を詰めて植えるとどうなりますか?
葉が重なって日当たりと風通しが悪くなり、病気や害虫が出やすくなります。根と土も取り合うので、水切れや肥料切れを起こしやすく、1株あたりの収穫も減ります。どうしても詰めたいときは、千鳥植えにする、わき芽をこまめに摘む、水やりと追肥を増やすなどで補います。

この記事で紹介したツール

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