階段の計算|階高から段数・蹴上げ・踏面・勾配(角度)を出し、建築基準法と住宅性能表示の基準・歩きやすさ(T+2R)をチェック

階段 計算は、「階高 2,900mm なら何段にすればいい?」「蹴上げと踏面は何 mm が歩きやすい?」「今の階段は建築基準法に合っている?」に答える無料ツールです。階高と踏面(または階段に使える水平の長さ)から、建築基準法に合う段数のうち、蹴上げ × 2 + 踏面(T + 2R)がいちばん 630mm に近い段数をおすすめし、蹴上げ・踏面・傾きの角度・水平の長さ・斜めの長さを出します。段数を自分で決めて、段数ごとの比較表で見比べることもできます。階段の種類(住宅・小学校・中学校や劇場・大きな建物の地上階・その他)ごとに、建築基準法施行令 23 条の蹴上げの上限・踏面の下限・幅の下限と、踊り場が要るかを判定し、住宅性能表示(高齢者等配慮対策等級)の勾配 22/21・6/7 と T + 2R 550〜650mm の目安にも照らします。メジャーで測った今の階段の蹴上げと踏面を入れて確かめるタブ、階高と段数の蹴上げ早見表、横から見た階段の図つき。

階段の段数・蹴上げ・踏面を計算

階高と踏面(または階段に使える奥行き)から、建築基準法に合い、いちばん歩きやすい段数を選びます。段数を自分で決めることもできます。

階段の種類(建築基準法施行令 23 条)

住宅(戸建て・住戸の中。共同住宅の共用階段は除く) — 蹴上げ 230mm 以下・踏面 150mm 以上・幅 750mm 以上

踏面の決め方

段数

段数

14 段

踏面は 13 枚(直階段)

蹴上げ

207.1 mm

2,900 ÷ 14 段

踏面

225 mm

傾き(勾配)

42.6°

住宅で多い傾き

T + 2R

639.3 mm

歩きやすい

水平の長さ(直階段)

2,925 mm

踏面 × 13

斜めの長さ

4,119 mm

T + 2R が 630mm になる蹴上げ

202.5 mm

  • 蹴上げ 207.1mm(上限 230mm)
  • 踏面 225mm(下限 150mm)
  • 幅 780mm(下限 750mm)
  • 住宅性能表示(高齢者等配慮):等級 3 の目安に合う
  • T + 2R = 639.3mm:歩きやすい(600〜650mm が目安)
階高 2,900水平の長さ 2,925蹴上げ 207.1踏面 22542.6°

段数ごとの比較

行を押すとその段数にします。色の付いた行が今の段数、★がおすすめです。

段数蹴上げ踏面角度T + 2R水平の長さ建築基準法等級
11263.622549.5°752.32,250×–
12241.722547.0°708.32,475×–
13223.122544.8°671.22,700○–
★ 14207.122542.6°639.32,925○3
15193.322540.7°611.73,150○3
16181.322538.9°587.53,375○4·5
17170.622537.2°566.23,600○4·5
18161.122535.6°547.23,825○–
19152.622534.2°530.34,050○–
2014522532.8°5154,275○–
21138.122531.5°501.24,500○–

長さはすべて mm。赤い数字は建築基準法の基準を外れている、または歩きにくい値です。

ABOUT

階段の計算|階高から段数・蹴上げ・踏面・勾配(角度)を出し、建築基準法と住宅性能表示の基準・歩きやすさ(T+2R)をチェックについて

階段 計算は、階高と踏面(または階段に使える奥行き)から、階段の段数・蹴上げ・踏面・勾配(角度)・水平の長さを出し、建築基準法施行令 23 条の寸法、住宅性能表示(高齢者等配慮対策等級)の目安、歩きやすさの目安「T + 2R」をチェックする無料ツールです。

階段の計算|階高から段数・蹴上げ・踏面・勾配(角度)を出し、建築基準法と住宅性能表示の基準・歩きやすさ(T+2R)をチェックの使い方

  1. 1階段の種類(住宅・小学校・中学校や劇場・大きな建物の地上階・その他)を選ぶ
  2. 2階高(下の階の床から上の階の床までの高さ)を mm で入れる
  3. 3踏面を入れるか、「使える奥行きから決める」で階段に使える水平の長さを入れる
  4. 4おすすめの段数と、蹴上げ・踏面・角度・T + 2R・水平の長さ、建築基準法と等級のチェックを確かめる
  5. 5段数ごとの比較表で行を押して、ほかの段数と見比べる。今ある階段は「今の階段を確かめる」タブで測った寸法を入れる

使いやすい場面

  • 家を建てる・リフォームする前に、階高に対して何段の階段になるか知りたいとき
  • 間取り図で階段に取れる長さ(1 間半・2 間など)から、踏面と段数を決めたいとき
  • ロフトはしごではない階段や、DIY で作る階段・デッキの階段の蹴上げを決めたいとき
  • 今住んでいる家の階段が急だと感じて、建築基準法や住宅性能表示の基準と比べたいとき
  • 店舗・事務所・共同住宅の共用階段で、蹴上げ・踏面・幅の基準を確かめたいとき
  • 親の家の階段が高齢者に上り下りしやすい寸法か、T + 2R と勾配で見たいとき

利用時のポイント

  • 段数は蹴上げの数で、蹴上げ = 階高 ÷ 段数です。直階段の踏面の数は段数より1つ少なく(いちばん上の段は上の階の床)、水平の長さは踏面 × (段数 − 1) になります。たとえば階高 2,900mm・踏面 225mm なら、おすすめは 14 段で、蹴上げ 207.1mm・角度 42.6°・T + 2R 639.3mm・水平の長さ 2,925mm です。
  • おすすめの段数は、建築基準法の蹴上げの上限・踏面の下限を満たす段数のうち、踏面 + 蹴上げ × 2(T + 2R)がいちばん 630mm に近いものです。T + 2R は人の歩幅に近いと歩きやすいとされ、600〜650mm を目安にしています。勾配が 22/21(約 46.3°)より急なときは、T + 2R が範囲内でも「ふつう」にしています。
  • 建築基準法施行令 23 条では、住宅(共同住宅の共用階段を除く)の階段は蹴上げ 230mm 以下・踏面 150mm 以上・幅 750mm 以上、その他の階段は蹴上げ 220mm 以下・踏面 210mm 以上・幅 750mm 以上、直上階の居室が 200㎡を超える地上階などは 200mm 以下・240mm 以上・1,200mm 以上、中学校・高校や劇場の客用などは 180mm 以下・260mm 以上・1,400mm 以上、小学校の児童用は 160mm 以下・260mm 以上・1,400mm 以上です。住宅の最低限(蹴上げ 230mm・踏面 150mm)は角度が 56.9° にもなるので、法令に合っていても急な階段になります。
  • 高さが 4m(小学校・中学校などは 3m)を超える階段には、その高さ以内ごとに踊り場(直階段なら踏幅 1,200mm 以上)が要ります。回り階段の踏面は狭いほうの端から 300mm の位置で測り、手すりの出っ張りは 100mm までをないものとみなして幅を測ります。
  • 住宅性能表示の高齢者等配慮対策等級では、住戸の中の階段について、等級 3 は勾配 22/21 以下・T + 2R が 550〜650mm・踏面 195mm 以上、等級 4・5 は勾配 6/7 以下・T + 2R が 550〜650mm を目安にしています。蹴込み 30mm 以下や手すりなどほかの基準もあり、このツールは勾配・T + 2R・踏面の数値だけを見ています。
  • 結果は設計の目安です。告示の条件(両側の手すり・滑り止めなど)で寸法が緩和される場合や、自治体の条例で別の基準がある場合もあるので、実際の計画は設計者や確認検査機関に確かめてください。

こんなときに使えます

階段の計算|階高から段数・蹴上げ・踏面・勾配(角度)を出し、建築基準法と住宅性能表示の基準・歩きやすさ(T+2R)をチェックは、次のような場面の答えになります。

  • 階高から階段の段数と蹴上げを計算したい
  • 階段の蹴上げ・踏面の建築基準法の基準を知りたい
  • 歩きやすい階段の寸法(T + 2R)を知りたい
  • 階段に使える長さから踏面と段数を決めたい
  • 階段の勾配・角度を計算したい
  • 今の階段が急すぎないか基準と比べたい

よくある質問

階高 2,900mm だと階段は何段にすればいいですか?
踏面 225mm なら 14 段がおすすめで、蹴上げは 207.1mm、角度は 42.6°、T + 2R は 639.3mm、直階段の水平の長さは 2,925mm です。13 段にすると蹴上げは 223.1mm(T + 2R 671.2mm)で、建築基準法には合いますが急で歩幅に合いにくくなります。
住宅の階段の蹴上げ・踏面の基準は?
建築基準法施行令 23 条で、住宅の階段は蹴上げ 230mm 以下・踏面 150mm 以上・幅 750mm 以上と決まっています。ただしこの最低限の寸法だと角度は 56.9° になるので、実際の住宅では蹴上げ 200mm 前後・踏面 220〜250mm くらいがよく使われます。
歩きやすい階段の寸法は?
踏面(T)に蹴上げ(R)の2倍を足した T + 2R が 600〜650mm(630mm 前後)になる寸法が歩きやすいとされます。蹴上げ 200mm・踏面 230mm なら T + 2R は 630mm、角度は 41.0° です。住宅性能表示では T + 2R が 550〜650mm を基準にしています。
階段に使える長さから段数を決められますか?
できます。「使える奥行き(水平の長さ)から決める」を選ぶと、踏面 = 水平の長さ ÷(段数 − 1)として計算します。階高 2,900mm で 2,730mm(1 間半)なら 14 段・踏面 210mm・蹴上げ 207.1mm・44.6°、3,640mm(2 間)なら 15 段・踏面 260mm・蹴上げ 193.3mm・36.6° がおすすめです。
踊り場はどんなときに必要ですか?
階段の高さが 4m を超えるとき(小学校・中学校・高校や劇場の客用などは 3m)に、その高さ以内ごとに踊り場を設けます。直階段の踊り場の踏幅は 1,200mm 以上です。一般的な住宅の階高(2,700〜3,000mm)なら、踊り場は法令では求められません。
今の階段が急かどうか調べるには?
「今の階段を確かめる」タブに、メジャーで測った蹴上げ(段の上面から次の段の上面まで)と踏面(段鼻から次の段鼻まで)を入れます。角度・T + 2R と、建築基準法・住宅性能表示の基準に合うかを表示します。角度が 45° を超えると急、30〜37° くらいが上り下りしやすい目安です。