ナイトロックス計算|EAN32・EAN36 の MOD(最大深度・酸素分圧 1.4/1.6)と酸素分圧、EAD(相当空気深度)、ベストミックス、CNS%・OTU(NOAA の酸素暴露の限界・水面休息)、エア消費量(SAC・RMV)と何分潜れるか、MOD 早見表・用語

ナイトロックス計算は、「EAN32 は何 m まで潜れる?」「30 m に最適な酸素の割合は?」「EAN32 で 30 m・40分なら CNS は何%?」「自分のエア消費量は何 L/分?」といった、ナイトロックス(エンリッチド・エア)とスキューバダイビングの空気の計算をまとめた無料ツールです。MOD のタブでは、酸素の割合(EAN28〜40 などのボタンつき)と酸素分圧の上限(1.2〜1.6)から MOD(最大運用深度)を出し(EAN32 は 1.4 で 33.7 m、1.6 で 40 m)、予定の深さでの酸素分圧と EAD(相当空気深度。EAN32 の 30 m は 24.5 m)も出して、MOD を超えると警告します。ベストミックスのタブでは、予定の最大深度から酸素分圧が上限になる酸素の割合(30 m で 1.4 なら EAN35)と深さ別の早見表を出します。CNS% のタブでは、NOAA の酸素暴露の限界の表から、そのダイブで使った CNS%(EAN32・30 m・40分で 21.5%)と OTU を出し、前のダイブの CNS% が水面休息で半分ずつ減る分も足します。エア消費量のタブでは、タンクの容量(10 L・12 L など)・潜る前と後の残圧・潜水時間・平均水深から SAC(bar/分)と RMV(L/分)を出し、RMV から予定の深さで残圧 50 bar までに何分潜れるかも出します。MOD 早見表・NOAA の表・EANx・PPO2・EAD・CNS%・OTU・SAC・RMV の用語つき。深さはメートルとフィート、海水と淡水を切り替えられます。

深さの単位
水

ナイトロックスの MOD(最大深度)・酸素分圧・EAD

使うガスの酸素の割合から、潜ってよい最大の深さ(MOD)を出し、予定の深さでの酸素分圧と、窒素の量が同じになる空気の深さ(EAD)を出します。

酸素分圧の上限(PPO2)

MOD(酸素分圧 1.4)

33.7 m

4.38 ata

MOD(酸素分圧 1.4)

33.7 m

レクリエーションの上限

MOD(酸素分圧 1.6)

40.0 m

コンティンジェンシー(緊急時)の深さ

30.0 m での酸素分圧

1.28

4.00 ata

30.0 m での EAD

24.5 m

空気で 5.5 m 浅く潜るのと同じ窒素の量

式: MOD = (酸素分圧の上限 ÷ 酸素の割合 − 1) × 10 m(海水)、EAD = (深さ + 10) × 窒素の割合 ÷ 0.79 − 10。MOD は浅いほうに、EAD は深いほうに 0.1 単位で丸めています。

酸素分圧の上限MOD絶対圧
1.227.5 m3.75 ata
1.330.6 m4.06 ata
1.433.7 m4.38 ata
1.536.8 m4.69 ata
1.640.0 m5.00 ata

このツールは計画の目安です。ナイトロックスは講習(エンリッチド・エア・ダイバーなど)を受けてから使い、潜る前にタンクの酸素の割合を自分で測り、ダイブコンピューターの設定を合わせてください。高所(山の湖など)の補正は入っていません。

ABOUT

ナイトロックス計算|EAN32・EAN36 の MOD(最大深度・酸素分圧 1.4/1.6)と酸素分圧、EAD(相当空気深度)、ベストミックス、CNS%・OTU(NOAA の酸素暴露の限界・水面休息)、エア消費量(SAC・RMV)と何分潜れるか、MOD 早見表・用語について

ナイトロックス計算は、ナイトロックス(エンリッチド・エア)の MOD(最大深度)・酸素分圧・EAD(相当空気深度)・ベストミックス・CNS%・OTU と、ダイビングのエア消費量(SAC・RMV)を計算する無料ツールです。深さはメートルとフィート、海水と淡水を切り替えられます。

ナイトロックス計算|EAN32・EAN36 の MOD(最大深度・酸素分圧 1.4/1.6)と酸素分圧、EAD(相当空気深度)、ベストミックス、CNS%・OTU(NOAA の酸素暴露の限界・水面休息)、エア消費量(SAC・RMV)と何分潜れるか、MOD 早見表・用語の使い方

  1. 1上で深さの単位(m・ft)と水(海水・淡水)を選ぶ
  2. 2「MOD・酸素分圧・EAD」で酸素の割合(EAN32 など)と酸素分圧の上限(ふつうは 1.4)を選び、予定の深さを入れて MOD・酸素分圧・EAD を確かめる
  3. 3「ベストミックス」に予定の最大深度を入れ、その深さに合う酸素の割合を確かめる
  4. 4「CNS%・OTU」に酸素の割合・深さ・時間を入れ、2本目なら前のダイブの CNS% と水面休息も入れる
  5. 5「エア消費量」に潜った記録(タンク・残圧・時間・平均水深)を入れて RMV を出し、次のダイブで何分潜れるかを確かめる

使いやすい場面

  • ナイトロックスのタンクを借りたとき、その割合の MOD を確かめる
  • エンリッチド・エアの講習や試験の計算(MOD・EAD・ベストミックス)を練習・確認する
  • 1日に何本も潜るときの CNS% の積み重なりを確かめる
  • 自分のエア消費量(RMV)を知り、大きいタンクが必要か考える
  • 海外のショップのフィート表記の深さを、MOD と照らし合わせる
  • 湖やダムなど淡水で潜るときの MOD の違いを確かめる

利用時のポイント

  • MOD は (酸素分圧の上限 ÷ 酸素の割合 − 1) × 10 m(海水)、EAD は (深さ + 10) × 窒素の割合 ÷ 0.79 − 10 で出しています。淡水は 10.3 m、フィートは海水 33 ft・淡水 34 ft を1気圧として計算します。MOD は浅いほうに、EAD は深いほうに 0.1 単位で丸めています。
  • ベストミックスは 酸素分圧の上限 ÷ 絶対圧 を 1% 単位で切り捨てた割合です。一般のナイトロックスの講習は酸素 22〜40% が範囲で、ショップで作れる割合は 32% か 36% が多いです。
  • CNS% は NOAA の酸素暴露の限界(1回の潜水の許容時間。1.4 で150分・1.6 で45分)に対する割合で、表の間は直線で補っています。前のダイブの CNS% は、水面休息 90分ごとに半分になるとして残りを足します。
  • OTU は 時間 × ((酸素分圧 − 0.5) ÷ 0.5)^0.83 で、1日 850 OTU(REPEX)を目安にしています。レクリエーションの範囲ではほとんど問題になりません。
  • このツールは計画の目安です。ナイトロックスは講習を受けてから使い、潜る前にタンクの酸素の割合を自分で測り、ダイブコンピューターの設定を合わせてください。高所(山の湖など)の補正は入っていません。

こんなときに使えます

ナイトロックス計算|EAN32・EAN36 の MOD(最大深度・酸素分圧 1.4/1.6)と酸素分圧、EAD(相当空気深度)、ベストミックス、CNS%・OTU(NOAA の酸素暴露の限界・水面休息)、エア消費量(SAC・RMV)と何分潜れるか、MOD 早見表・用語は、次のような場面の答えになります。

  • ナイトロックスの MOD を計算したい
  • EAN32 の最大深度を知りたい
  • EAD(相当空気深度)を計算したい
  • ベストミックスを計算したい
  • ダイビングの CNS% を計算したい
  • ダイビングのエア消費量(SAC・RMV)を計算したい

よくある質問

EAN32 は何 m まで潜れますか?
酸素分圧 1.4 を上限にすると 33.7 m(約 34 m)、1.6 を上限にすると 40 m です。レクリエーションのダイビングでは 1.4 を上限にすることが多いので、EAN32 は「およそ 33 m まで」と覚えておくと安全です。
EAN36 の MOD は?
酸素分圧 1.4 で 28.8 m、1.6 で 34.4 m です。EAN36 は 30 m より浅い計画向きで、窒素が少ないぶん減圧不要限界を長くできます。
EAN32 で 30 m に潜ったときの EAD は?
(30 + 10) × 0.68 ÷ 0.79 − 10 = 約 24.4 m で、安全側に切り上げると 24.5 m です。空気で約 24.5 m に潜るのと同じ窒素の量になるので、空気のダイブテーブルではこの深さで減圧不要限界を見ます。そのときの酸素分圧は 1.28 です。
30 m のベストミックスは何%ですか?
酸素分圧 1.4 を上限にすると 1.4 ÷ 4.0 ata = 35% で EAN35 です。25 m なら 40%、40 m なら 28% です。ショップで作れる割合は 32% か 36% が多いので、30 m なら EAN32 を選ぶのが一般的です。
EAN32 で 30 m・40分潜ると CNS は何%ですか?
酸素分圧は 1.28 で、NOAA の表から補った許容時間は 186分なので、CNS は約 21.5%、OTU は約 58 です。1時間の水面休息のあとは約 13.5% が残ります。
エア消費量(RMV)はどうやって計算しますか?
12 L のタンクで 200 bar から 80 bar まで(120 bar)を、平均水深 15 m(2.5 ata)で40分使ったなら、SAC は 120 ÷ 40 ÷ 2.5 = 1.2 bar/分、RMV は 1.2 × 12 = 14.4 L/分です。RMV 15 L/分で 20 m なら1分に 45 L 使うので、12 L・200 bar のタンクで 50 bar 残すまで約40分です。