階段の蹴上げ・踏面の寸法と段数の決め方|建築基準法の基準と歩きやすい階段の計算(T+2R)
家を建てるときやリフォームのときに「階段は何段にすればいい?」「蹴上げと踏面は何 mm なら上りやすい?」「今の家の階段は急すぎないか」と迷う人は少なくありません。階段の寸法は、階高(床から上の階の床までの高さ)を段数で割る計算と、建築基準法施行令 23 条の上限・下限、それに歩きやすさの目安「T + 2R」の3つで決まります。この記事では、蹴上げ・踏面・段数の数え方から、建物の種類ごとの法令の基準、住宅性能表示の等級、階高 2,600〜3,000mm の蹴上げ早見表、間取りの奥行き(1 間半・2 間)から段数を決める方法、回り階段の注意点、今の階段を測って確かめる手順までを、実際に計算した数字つきでまとめます。
結論:蹴上げは「階高 ÷ 段数」、歩きやすさは「T + 2R = 600〜650mm」で決める
階段の寸法は、次の3つのステップで決まります。まず階高を段数で割って蹴上げ(1段の高さ)を出し、建築基準法の上限を超えない段数にします。次に、踏面(足をのせる奥行き)と蹴上げの組み合わせが、人の歩幅に合う「T + 2R(踏面 + 蹴上げ × 2)」600〜650mm に入るかを確かめます。最後に、その段数で階段の水平の長さが間取りに収まるかを見ます。
| 決めること | 計算・基準 | 住宅の例(階高 2,900mm・踏面 225mm) |
|---|---|---|
| 蹴上げ(R) | 階高 ÷ 段数 | 2,900 ÷ 14 = 207.1mm |
| 法令の上限・下限 | 住宅は蹴上げ 230mm 以下・踏面 150mm 以上・幅 750mm 以上(施行令 23 条) | 207.1mm・225mm なので合う |
| 歩きやすさ(T + 2R) | 踏面 + 蹴上げ × 2 が 600〜650mm(630mm 前後) | 225 + 207.1 × 2 = 639.3mm |
| 傾き(角度) | tan⁻¹(蹴上げ ÷ 踏面) | 42.6° |
| 水平の長さ(直階段) | 踏面 ×(段数 − 1) | 225 × 13 = 2,925mm |
建築基準法の数字は「これより急にしてはいけない」という最低限です。住宅の最低限の蹴上げ 230mm・踏面 150mm で作ると角度は 56.9° にもなり、はしごに近い急な階段になります。実際の住宅では、蹴上げ 180〜210mm・踏面 220〜260mm くらいがよく使われ、角度は 35〜43° 前後に収まります。
蹴上げ・踏面・段鼻・階高とは?段数の数え方に注意
階段の話でよく出てくる言葉を整理しておきます。とくに「段数」の数え方は人によって違うことがあるので、図面や見積もりを見るときは何を数えているかを確かめましょう。
| 用語 | 意味 | 測り方・ポイント |
|---|---|---|
| 蹴上げ(けあげ) | 1段の高さ。記号では R(Rise) | 段の上面から次の段の上面までの高さ |
| 踏面(ふみづら) | 足をのせる部分の奥行き。記号では T(Tread) | 段鼻から次の段鼻までの水平の距離。段鼻の出っ張りは含めない |
| 段鼻(だんばな) | 段の先端(手前の角) | 滑り止めを付ける場所。ここが見えにくいと踏み外しやすい |
| 蹴込み(けこみ) | 段鼻より奥に引っ込んだ部分、またはその立ち上がりの板 | 引っ込みが大きいと、上るときにつま先を引っかけやすい |
| 階高(かいだか) | 下の階の床から上の階の床までの高さ | 天井高ではなく、床の仕上げ面どうしの差。天井高 2,400mm でも階高は 2,800〜3,000mm くらいになる |
| 段数 | 蹴上げの数 | いちばん上の段は上の階の床なので、直階段の踏面の数は段数より1つ少ない |
たとえば「14 段の階段」は、蹴上げが 14 回あり、踏面(踏み板)は 13 枚という意味です。住宅業界では「14 段上がり」とも言います。踏み板の枚数を数えて「13 段」と呼ぶ人もいるため、段数が1つずれていると、蹴上げの計算が大きく変わります。階高 2,900mm なら、14 で割ると 207.1mm、13 で割ると 223.1mm で、16mm も違います。
建築基準法の蹴上げ・踏面・幅の基準(施行令 23 条)
階段の寸法の最低限は、建築基準法施行令 23 条で、建物の用途や規模ごとに決まっています。住宅の中の階段(共同住宅の共用階段を除く)はいちばん緩く、学校や劇場など大勢が使う建物ほど厳しくなります。
| 階段の種類 | 蹴上げ | 踏面 | 階段・踊り場の幅 | 踊り場が要る高さ |
|---|---|---|---|---|
| 小学校の児童用 | 160mm 以下 | 260mm 以上 | 1,400mm 以上 | 3m を超えるとき |
| 中学校・高校の生徒用、劇場・映画館・集会場の客用、床面積 1,500㎡を超える物販店の客用 | 180mm 以下 | 260mm 以上 | 1,400mm 以上 | 3m を超えるとき |
| 直上階の居室の床面積が 200㎡を超える地上階、居室の床面積が 100㎡を超える地階などの階段 | 200mm 以下 | 240mm 以上 | 1,200mm 以上 | 4m を超えるとき |
| 住宅(共同住宅の共用階段を除く) | 230mm 以下 | 150mm 以上 | 750mm 以上 | 4m を超えるとき |
| 上のどれにも当たらない階段 | 220mm 以下 | 210mm 以上 | 750mm 以上 | 4m を超えるとき |
- 踊り場:階段の高さが 4m(小学校・中学校・劇場などは 3m)を超えるときは、その高さ以内ごとに踊り場を設けます。直階段の途中の踊り場の踏幅は 1,200mm 以上です(施行令 24 条)。階高 2,700〜3,000mm の一般的な住宅なら、法令上の踊り場は要りません。
- 手すり:階段には手すりを設け、手すりのない側には壁などの側壁を設けます(施行令 25 条)。高さ 1m 以下の部分は除かれます。
- 幅の測り方:手すりや階段の昇降機のレールは、壁から 100mm までの出っ張りなら、ないものとみなして幅を測ります。
- 回り階段の踏面:踏面は、狭いほうの端から 300mm の位置で測ります(施行令 23 条 2 項)。
- 緩和:小学校の階段は、両側に手すりを付けて踏面の表面を滑りにくくするなどの条件で、蹴上げ 180mm 以下・踏面 260mm 以上にできるなど、告示で寸法が緩和される場合があります。
店舗や事務所、共同住宅の共用階段は、表の「その他」か「地上階」の区分になることが多く、蹴上げ 220mm 以下・踏面 210mm 以上、または 200mm 以下・240mm 以上が目安になります。避難に使う階段は消防法や自治体の条例でさらに条件が加わることがあるので、用途が決まったら早めに確かめておきましょう。
歩きやすい階段の寸法は「T + 2R」で決まる
法令を満たしても、上り下りしやすいとは限りません。歩きやすさの目安としてよく使われるのが、踏面(T)に蹴上げ(R)の2倍を足した「T + 2R」です。階段では、足を上げる動きは平地を進む動きのおよそ2倍の負担になると考え、この合計が人の歩幅(約 600〜650mm)に近いと、リズムよく上り下りできるとされます。
| 蹴上げ(R) | 踏面(T) | T + 2R | 角度 | 感じ方の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 230mm | 150mm | 610mm | 56.9° | 法令の最低限。はしごに近く、下りが怖い |
| 220mm | 210mm | 650mm | 46.3° | 古い住宅に多い急な階段 |
| 200mm | 230mm | 630mm | 41.0° | 標準的な住宅の階段 |
| 190mm | 240mm | 620mm | 38.4° | ゆとりのある住宅の階段 |
| 180mm | 260mm | 620mm | 34.7° | 上り下りしやすい。高齢の家族がいる家にも |
| 160mm | 300mm | 620mm | 28.1° | 公共施設の緩やかな階段に近い |
表のように、T + 2R がほぼ同じでも角度は大きく変わります。T + 2R が歩幅に合っていても、角度が 45° を超える階段は下りで足元が見えにくく、怖く感じます。反対に、蹴上げが 150mm を下回るような低すぎる段は、歩幅が合わずにかえって疲れます。目安としては、角度 30〜40° 前後・T + 2R 600〜650mm を両方満たすと歩きやすい階段になります。
住宅性能表示(高齢者等配慮対策等級)の階段の基準
住宅性能表示制度の「高齢者等への配慮に関すること」では、住戸の中の階段について、建築基準法より一段厳しい目安があります。長く住む家やバリアフリーを意識したリフォームでは、こちらを目標にすると安心です。
| 等級 | 勾配(蹴上げ ÷ 踏面) | T + 2R | 踏面 | 角度にすると |
|---|---|---|---|---|
| 等級 4・5 | 6/7 以下 | 550〜650mm | — | 約 40.6° 以下 |
| 等級 3 | 22/21 以下 | 550〜650mm | 195mm 以上 | 約 46.3° 以下 |
| 等級 1・2 | 建築基準法と同じ程度 | — | — | — |
たとえば蹴上げ 207.1mm・踏面 225mm の階段は、勾配が 207.1 ÷ 225 = 0.92 で 6/7(約 0.857)より急ですが、22/21(約 1.048)以下で T + 2R も 639.3mm なので等級 3 の目安に入ります。同じ階高 2,900mm でも 16 段にして蹴上げを 181.3mm にすると、勾配は約 0.81 になり等級 4・5 の目安に入ります。等級には、このほかに蹴込みの寸法や手すり、回り階段の形などの条件もあります。
階高から段数・蹴上げ・踏面を計算する手順
- 1
階高を確かめる
図面の「階高」か、1 階の床の仕上げ面から 2 階の床の仕上げ面までの高さを mm で確かめます。木造 2 階建ての住宅なら 2,700〜3,000mm くらいが一般的です。
- 2
法令に合う最少の段数を出す
階高を蹴上げの上限で割って切り上げます。住宅で階高 2,900mm なら 2,900 ÷ 230 = 12.6 なので、最少で 13 段です。12 段だと蹴上げが 241.7mm になり、法令を超えます。
- 3
段数ごとの蹴上げと T + 2R を比べる
踏面を仮に 225mm として、13 段なら蹴上げ 223.1mm・T + 2R 671.2mm、14 段なら 207.1mm・639.3mm、15 段なら 193.3mm・611.7mm です。600〜650mm に入る 14 段か 15 段が候補になり、630mm にいちばん近い 14 段がおすすめです。
- 4
水平の長さが間取りに収まるか確かめる
直階段の水平の長さは踏面 ×(段数 − 1)です。14 段・踏面 225mm なら 2,925mm、15 段なら 3,150mm です。収まらないときは、踏面を少し狭くするか、かね折れ・回り階段にして曲げます。
- 5
角度と等級を確かめる
角度は tan⁻¹(蹴上げ ÷ 踏面)で、14 段なら 42.6°、15 段なら 40.7° です。高齢の家族がいるなら、等級 4・5 の目安(勾配 6/7 以下)に入る段数も検討します。
この5つの計算は、階段 計算ツールに階高と踏面を入れると一度に表示されます。段数ごとの比較表で 13 段・14 段・15 段の違いを並べて見られるので、図面を描く前のあたりを付けるのに便利です。
階高別・段数別の蹴上げ早見表(2,600〜3,000mm)
住宅でよくある階高について、段数ごとの蹴上げをまとめました。住宅の上限 230mm を超えるものは(不可)としています。踏面 225mm のときに T + 2R が 630mm にいちばん近くなる段数に「◎」を付けました。
| 階高 | 12 段 | 13 段 | 14 段 | 15 段 | 16 段 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2,600mm | 216.7mm | ◎ 200.0mm | 185.7mm | 173.3mm | 162.5mm |
| 2,700mm | 225.0mm | ◎ 207.7mm | 192.9mm | 180.0mm | 168.8mm |
| 2,800mm | (不可)233.3mm | 215.4mm | ◎ 200.0mm | 186.7mm | 175.0mm |
| 2,900mm | (不可)241.7mm | 223.1mm | ◎ 207.1mm | 193.3mm | 181.3mm |
| 3,000mm | (不可)250.0mm | (不可)230.8mm | 214.3mm | ◎ 200.0mm | 187.5mm |
表を見ると、蹴上げ 200mm 前後になる段数を選べばよいことが分かります。階高 2,700mm で 13 段(207.7mm)にすると T + 2R は 640.4mm、14 段(192.9mm)にすると 610.7mm で、どちらも歩きやすい範囲です。迷ったときは、段数を1つ増やして蹴上げを下げると、角度が緩くなって下りが楽になります。その分、水平の長さが踏面 1 枚分(ここでは 225mm)長くなります。
間取りの奥行き(1 間半・2 間)から段数と踏面を決める
間取りを先に決めていると、階段に使える長さが 910mm の倍数(1 間 = 1,820mm)で決まっていることがよくあります。このときは、踏面 = 使える水平の長さ ÷(段数 − 1)として、段数ごとに踏面を出します。
| 階高 2,900mm・使える長さ | おすすめの段数 | 踏面 | 蹴上げ | 角度 | T + 2R |
|---|---|---|---|---|---|
| 2,730mm(1 間半) | 14 段 | 210.0mm | 207.1mm | 44.6° | 624.3mm |
| 3,185mm(1 間 3/4) | 15 段 | 227.5mm | 193.3mm | 40.4° | 614.2mm |
| 3,640mm(2 間) | 15 段 | 260.0mm | 193.3mm | 36.6° | 646.7mm |
1 間半(2,730mm)の直階段は、T + 2R は歩幅に合っていても、角度が 44.6° とかなり急になります。2 間(3,640mm)取れれば、角度は 36.6° まで緩くなり、等級 4・5 の目安(勾配 6/7 以下)にも入ります。直階段で長さが取れないときは、途中で 90° 曲げるかね折れ階段や、折り返し階段にすると、同じ床面積でも段数を増やせます。
回り階段・かね折れ階段の踏面の注意点
曲がる部分に三角形の段(回り段)がある回り階段は、場所をとらない一方で、内側の踏面がとても狭くなります。建築基準法では、回り段の踏面を狭いほうの端から 300mm の位置で測ることになっています。
| 曲がり方 | 1段の角度 | 端から 300mm の位置の踏面 | 住宅の踏面 150mm 以上 |
|---|---|---|---|
| 90° を 3 段で回る | 30° | 約 157mm | 合う |
| 90° を 4 段で回る | 22.5° | 約 118mm | 合わない |
| 180° を 6 段で回る | 30° | 約 157mm | 合う |
表は、内側の角を中心に回り段を等しい角度で割った場合の計算です(300mm × 円周率 × 角度 ÷ 180°)。法令に合っても、内側は足がのらないほど狭いので、手すりは内側にも付ける、回り段を上り口の近くにせず下のほうに置く、踊り場(平らな床)にして回るなどの工夫で、踏み外しを防ぎます。住宅性能表示の高い等級では、回り階段の形にも条件があります。
今の階段が急すぎないか測って確かめる方法
- 1
蹴上げを測る
メジャーを段の上面に立て、次の段の上面までの高さを測ります。何段か測って平均をとると、誤差が小さくなります。いちばん下といちばん上の段は、床の仕上げで高さが違うことがあるので別に測ります。
- 2
踏面を測る
段鼻から次の段鼻までの水平の距離を測ります。踏み板の奥行きをそのまま測ると、段鼻の出っ張りや蹴込みの分だけ大きくなるので注意します。
- 3
角度と T + 2R を出す
蹴上げ 220mm・踏面 210mm なら、角度は 46.3°、T + 2R は 650mm です。法令には合いますが、角度が 45° を超えているので急な階段です。
急な階段をすぐに作り直すのは大がかりですが、手すりを両側に付ける、段鼻に色の違う滑り止めを付けて段の先を見やすくする、足元灯で下りの段を照らす、といった対策でも安全性は大きく上がります。手すりの高さは段鼻から 700〜900mm がよく使われる目安です。
階段 計算ツールで段数・蹴上げ・踏面をまとめて出す
階段 計算ツールでは、階段の種類(住宅・小学校・中学校や劇場・大きな建物の地上階・その他)を選び、階高と踏面、または階段に使える奥行きを入れるだけで、おすすめの段数と、蹴上げ・踏面・角度・T + 2R・水平の長さ・斜めの長さを表示します。建築基準法施行令 23 条の上限・下限、踊り場が要るか、住宅性能表示の等級の目安も同時に判定します。
- 段数ごとの比較表:段数を1つずつ変えたときの蹴上げ・角度・T + 2R・水平の長さを並べて表示
- 横から見た図:蹴上げと踏面の寸法線つきで、階段の形をその場で確認
- 今の階段を確かめるタブ:測った蹴上げと踏面から、角度と基準への適合を判定
- 蹴上げ早見表:階高と段数の組み合わせを一覧で確認
傾きを % や角度で比べたいときは勾配の%と角度の換算も参考になります。
よくある質問
- 階高 2,900mm の家の階段は何段がいいですか?
- 踏面 225mm なら 14 段がおすすめで、蹴上げは 207.1mm、角度は 42.6°、T + 2R は 639.3mm、直階段の水平の長さは 2,925mm です。13 段だと蹴上げ 223.1mm(T + 2R 671.2mm)で急になり、15 段なら蹴上げ 193.3mm・角度 40.7° で、水平の長さは 3,150mm 要ります。
- 住宅の階段の蹴上げと踏面の法律上の基準は?
- 建築基準法施行令 23 条で、住宅(共同住宅の共用階段を除く)の階段は蹴上げ 230mm 以下・踏面 150mm 以上・幅 750mm 以上です。この最低限で作ると角度は 56.9° になるので、実際は蹴上げ 180〜210mm・踏面 220〜260mm くらいがよく使われます。
- T + 2R とは何ですか?
- 踏面(Tread)に蹴上げ(Rise)の2倍を足した値で、階段の歩きやすさの目安です。600〜650mm(630mm 前後)が人の歩幅に合って歩きやすいとされ、住宅性能表示では 550〜650mm が基準です。蹴上げ 200mm・踏面 230mm なら 630mm になります。
- 階段の段数は踏み板の数ですか?
- 一般には蹴上げの数を段数と呼びます。直階段では、いちばん上の段が上の階の床になるので、踏み板の数は段数より1つ少なくなります。14 段の階段なら踏み板は 13 枚で、水平の長さは踏面 × 13 です。
- 住宅の階段に踊り場は必要ですか?
- 建築基準法では、階段の高さが 4m を超えるときに 4m 以内ごとの踊り場が必要です。階高 2,700〜3,000mm の一般的な住宅では法令上は不要ですが、折り返し階段の途中に踊り場を設けると、転落したときに下まで落ちにくく、安全性が上がります。
- 回り階段の踏面はどこで測りますか?
- 狭いほうの端から 300mm の位置で測ります。内側の角を中心に 90° を 3 段で回ると、その位置の踏面は約 157mm で住宅の基準 150mm を満たしますが、4 段で回ると約 118mm になり満たしません。
- 階段の角度は何度までなら安全ですか?
- 上り下りしやすいのは 30〜40° 前後です。住宅性能表示の等級 4・5 は勾配 6/7 以下(約 40.6° 以下)、等級 3 は 22/21 以下(約 46.3° 以下)が目安です。45° を超えると下りで足元が見えにくくなり、急に感じます。
この記事で紹介したツール
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