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キーボード暗号の解き方と対応表|かな入力のキー配置で読む方法

「vnz」や「tg@fjs@kdq」のように、英字と記号がでたらめに並んでいるのに、ローマ字としても英語としても読めない暗号は、パソコンのキーボードに書かれた「かな」を使ったキーボード暗号かもしれません。日本語のキーボードには英字と一緒にひらがなが刻印されていて、英字のキーを同じキーのかなに置きかえるだけで読めるしくみです。この記事では、キーボード暗号の解き方の手順、かな入力のキー対応表(キー → かな と、かな → キーの両方)、濁点や小さい文字の扱い、US 配列やかなの刻印がないキーボードで解くときの注意、謎解きで出題するときのコツをまとめます。

キーボード暗号とは|英字のキーをかなで読む

日本で売られているパソコンの多くは「JIS 配列」のキーボードで、キーの左側に英字や数字、右側にひらがなが刻印されています。この右側のかなは「かな入力」で日本語を打つときに使う文字で、たとえば V のキーには「ひ」、N には「み」、Z には「つ」が書かれています。

キーボード暗号は、答えのかなを、そのかなが書かれたキーの英字・記号に置きかえた暗号です。「ひみつ」は V・N・Z のキーにあるので「vnz」になります。解く側は、英字を見てキーボードの同じキーにあるかなを読めば答えにたどり着けます。目の前のパソコンが変換表の代わりになるので、オフィスや教室での謎解きイベント、脱出ゲームの小道具としてよく使われます。

  • ひみつ → vnz
  • おはよう → 6f94
  • ありがとう → 3lt@s4
  • かぎはまどのした → tg@fjs@kdq

キー → かなの対応表(解くとき用)

解くときは、暗号の英字・記号を左から順に、次の表でかなに置きかえます。英字は大文字・小文字を区別しません。表は JIS 配列のかな入力の配置で、キーボードの上の段から順に並べています。

キーボードの段キー = かな
数字の段1=ぬ 2=ふ 3=あ 4=う 5=え 6=お 7=や 8=ゆ 9=よ 0=わ -=ほ ^=へ ¥=ー
上の段(Q〜)Q=た W=て E=い R=す T=か Y=ん U=な I=に O=ら P=せ @=゛ [=゜
中の段(A〜)A=ち S=と D=し F=は G=き H=く J=ま K=の L=り ;=れ :=け ]=む
下の段(Z〜)Z=つ X=さ C=そ V=ひ B=こ N=み M=も ,=ね .=る /=め \=ろ

英字 26 文字のほかに、数字の 10 個と記号のキーにもかなが割り当てられているのがポイントです。暗号に「@」「[」「;」「:」「,」「.」などの記号が混ざっていたら、キーボード暗号の可能性が高くなります。

かな → キーの対応表(作るとき用)

暗号を作るときは、五十音順に並べた次の表が便利です。各マスの英字・記号が、そのかなのキーです。

行あ段い段う段え段お段
あ行あ=3い=Eう=4え=5お=6
か行か=Tき=Gく=Hけ=:こ=B
さ行さ=Xし=Dす=Rせ=Pそ=C
た行た=Qち=Aつ=Zて=Wと=S
な行な=Uに=Iぬ=1ね=,の=K
は行は=Fひ=Vふ=2へ=^ほ=-
ま行ま=Jみ=Nむ=]め=/も=M
や行や=7ゆ=8よ=9
ら行ら=Oり=Lる=.れ=;ろ=\
わ行わ=0を=Shift+0ん=Yー=¥

濁点は「@」、半濁点は「[」のキーで、どちらも文字のあとに打ちます。「が」は「t@」、「ぱ」は「f[」です。かな入力で実際に打つときと同じ順番なので、キーボードを見ながら確かめられます。

キーボード暗号の解き方|4つの手順

  1. 1

    キーボード暗号かどうか見当をつける

    英字がローマ字として読めない(母音の a・i・u・e・o が少ない)、英単語にもならない、数字や @ ; : などの記号が混ざっている、という特徴があればキーボード暗号を疑います。

  2. 2

    1 文字ずつキーを探す

    手元のキーボードで、暗号の英字・記号と同じキーを探し、右側に書かれたかなを書き出します。かなの刻印がないキーボードなら、上の対応表を使います。

  3. 3

    @ と [ は前の文字にくっつける

    @ は濁点、[ は半濁点です。「t@」なら「か + ゛」で「が」と読みます。

  4. 4

    文として読み直す

    小さい「っ・ゃ・ゅ・ょ」が大きく書かれていることがあるので、「がつこう」のように読めたら「がっこう」と読みかえます。

練習として「tg@fjs@kdq」を解いてみましょう。T=か、G=き、@=゛、F=は、J=ま、S=と、@=゛、K=の、D=し、Q=た で、「か き゛ は ま と゛ の し た」、つまり「かぎはまどのした(鍵は窓の下)」です。

解くとき・作るときに気をつけること

気をつける点内容対処
大文字・小文字かな入力では Shift を押すと小さい文字(Z なら「っ」)になるが、暗号では区別しないことが多い大文字も小文字も同じかなとして読む。出題するときは小文字にそろえる
「を」Shift+0 で打つため、英字にすると「0」と区別できない答えに「を」を入れない。入れるなら「0 は を と読む」と添える
小さい文字っ・ゃ・ゅ・ょ は Shift を押したキー(Z・7・8・9)暗号では大きい文字として扱い、読む側が読みかえる
伸ばす音「ー」¥ のキー。キーボードによって「\」と表示される答えに「ー」を入れないか、ヒントで補う
US 配列のキーボードかなの刻印がなく、@ や [ などの記号のキーの位置も JIS 配列と違う変換表を配るか、「日本語のキーボードで」と添える

最近はかなの刻印がないノートパソコンや、英語配列(US 配列)のキーボードも増えています。会場のパソコンで解いてもらう謎解きでは、事前にキーボードにかなが書かれているか確かめておくと安心です。Mac の JIS キーボードは、かなの並びが Windows の JIS キーボードと同じです。

キーボード暗号の練習問題

対応表かキーボードを見ながら、次の 4 問を解いてみてください。下に行くほど記号が増えて難しくなります。答えは表の右の列にあります。

問題ヒント答え
qtomk英字だけ。宝探しで探すものたからもの(Q=た T=か O=ら M=も K=の)
fuv@夏の夜空に咲くはなび(F=は U=な V=ひ @=゛)
t@yf@;応援のことばがんばれ(T=か @=゛ Y=ん F=は @=゛ ;=れ)
6/w@s4誕生日に言うことばおめでとう(6=お /=め W=て @=゛ S=と 4=う)

3 問目と 4 問目のように、濁点の @ や数字・記号のキーが入ると、英字だけの暗号よりぐっと難しく見えます。出題するときは、この性質を使って難しさを調整できます。

謎解きでキーボード暗号を出題するコツ

  • ヒントは「パソコンの右側に書いてある文字を見よ」「英語を日本語のキーで」のように、キーボードを見ればいいことだけを伝えます。
  • 答えは濁点の少ない言葉にすると、@ が混ざらず見た目がすっきりして、記号の多さで方式を見破られにくくなります。
  • 反対に、難しくしたいときは数字や記号のキーが多い答えを選ぶと、英字だけの暗号よりキーボード暗号だと気づきにくくなります。
  • 答えの文字数を示しておくと、@ や [ を 1 文字として数えてしまう間違いに解く側が気づけます。
  • 脱出ゲームなら、解いた答えを次の部屋の合言葉や、鍵付きの箱の番号につなげると盛り上がります。

謎解き暗号メーカーで方式を「キーボード暗号(かな入力)」にすると、かなを入れるだけで暗号に、英字・記号を入れるだけでかなに戻せます。画面の変換表はキーボードの並びで表示されるので、解く側に見せるヒントとしても使えます。ほかの暗号と難易度を比べたいときは謎解き暗号の作り方と種類・難易度、ポケベルの数字で出題したいときはポケベル暗号の変換表と読み方も参考にしてください。

よくある質問

キーボード暗号の「vnz」は何と読みますか?
V のキーに「ひ」、N に「み」、Z に「つ」が書かれているので「ひみつ」です。日本語(JIS 配列)のキーボードで、英字と同じキーに刻印されたかなを読みます。
キーボード暗号で濁点はどう書きますか?
濁点は「@」、半濁点は「[」のキーで、文字のあとにつけます。「が」は t@、「ぱ」は f[ です。かな入力で実際に打つときと同じ順番です。
かなが書いていないキーボードで解くには?
この記事の対応表か、謎解き暗号メーカーの変換表を使ってください。US 配列のキーボードは記号のキーの位置も JIS 配列と違うので、記号は表で読みかえる必要があります。
大文字と小文字で読み方は変わりますか?
かな入力では Shift を押すと小さい文字になるキーもありますが、暗号では大文字・小文字を区別せずに読むのが一般的です。出題する側は、小文字にそろえておくと迷わせません。
「を」はどのキーですか?
Shift を押しながら 0(わ のキー)です。英字にすると 0 と区別できないので、暗号の答えに「を」を入れるときは、ヒントで補うか、言葉を言いかえるのがおすすめです。

この記事で紹介したツール

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