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新ペリア方式の計算方法|ハンデの出し方と隠しホールの選び方、早見表・計算例、ダブルペリア・ペリアとの違い、ダブルパーカット・上限36・同点の決め方

ゴルフコンペの集計でいちばんよく使われる「新ペリア方式」。ハンデの式は「(隠しホール12ホールの合計 × 1.5 − コースのパー)× 0.8」とよく書かれますが、幹事を任されると「隠しホールはどう選ぶのか」「ダブルパーカットやハンデの上限36はどこで効くのか」「ネットが同じときの順位は」といった細かいところで迷います。この記事では、新ペリアのハンデとネットの計算手順、隠しホールの選び方、式の×1.5と×0.8の意味、隠しホールの合計ごとのハンデ早見表、4人のコンペで実際に順位表を作る計算例、ダブルパーカット・ハンデ上限・端数・マイナスのハンデといったローカルルール、ダブルペリア・ペリア(6ホール)との違い、同点の決め方と飛び賞・ブービー賞・ベスグロまでを、実際に計算した数字つきで解説します。

結論:新ペリアのハンデは「(隠しホールの合計 × 1.5 − パー)× 0.8」

新ペリア方式は、ふだんのハンディキャップを持っていない人どうしでも公平に競えるよう、その日のスコアからハンデを決めるコンペの集計方法です。18ホールのうち12ホールを「隠しホール」として伏せておき、プレーが終わってから発表して、その12ホールのスコアでハンデを出します。計算の手順は次の4つです。

  1. 1

    隠しホール12ホールのスコアを合計する

    大たたきしたホールは、パーの2倍(ダブルパー)までに抑えて数えるのが一般的です(ダブルパーカット)。パー4で9打なら8打として足します。

  2. 2

    合計を1.5倍する

    12ホール分のスコアを18ホール分に引き伸ばします(18 ÷ 12 = 1.5)。

  3. 3

    コースのパーを引いて0.8を掛ける

    パー72のコースなら72を引き、残りに0.8を掛けた値がハンデです。ハンデの上限(36がよく使われる)を超えたら上限で止めます。

  4. 4

    グロスからハンデを引いてネットを出す

    ネット = グロス(18ホールの実際の打数)− ハンデ。ネットの少ない順に順位をつけます。

式そのものは単純ですが、参加者が20人、30人と増えると、1人ずつ電卓で計算するのは時間がかかり、写し間違いも起きます。新ペリア方式 ハンデ計算では、隠しホールの抽選からハンデ・ネット・順位表までを自動で集計でき、1人分だけ途中式を確かめることもできます。

隠しホールの選び方:アウト・インから6ホールずつ、パーの合計48

隠しホールは、アウト(1〜9番)とイン(10〜18番)からそれぞれ6ホールずつ、パー3を1つ・パー5を1つ・パー4を4つ選ぶのが標準です。こうするとアウトもインも隠しホールのパーの合計が24になり、12ホールでちょうど48、つまりコース全体のパー72の3分の2になります。パーの合計が48なので、隠しホールをすべてパーで回った人はハンデ0になり、式の「× 1.5 − 72」がつじつまの合う形になっています。

アウト(1〜9番)イン(10〜18番)合計
パー31ホール1ホール2ホール(パー6)
パー44ホール4ホール8ホール(パー32)
パー51ホール1ホール2ホール(パー10)
隠しホールのパー242448

たとえば、アウトが「4・5・4・3・4・4・3・4・5」、インが「4・4・3・5・4・4・3・5・4」というよくあるパー72のコースで抽選すると、1・2・3・5・6・7番と10・11・13・14・16・18番のように選ばれます。パー3が2つ(7番・16番)、パー5が2つ(2番・13番)、パー4が8つで、パーの合計は48です。

  • 隠しホールはプレーが終わるまで参加者に伏せておく。ホールがわかっていると、そのホールだけ手を抜く・力を入れるといったことができてしまう
  • 決め方は、幹事がスタート前に封筒に入れておく、くじで引く、ゴルフ場の集計サービスに任せる、ツールで抽選するなど。決めた人が自分もプレーするなら、ほかの人に決めてもらうか、プレー後に抽選する
  • コースにパー3やパー5が少なくて「パー3・パー5を1つずつ、パー4を4つ」が取れないときは、パーの合計が24に近くなるように選ぶ
  • パー71やパー70のコースでも、隠しホールの選び方は同じで、式の「パー」をそのコースのパーに置き換える

×1.5と×0.8の意味:上手な人が少し有利になるように作られている

式の「× 1.5 − パー」は、隠しホール12ホールの出来から「この人は18ホールでパーより何打多く打つ人か」を見積もる部分です。もし最後の × 0.8 がなければ、隠しホールを平均どおりに回った人のネットは全員72になり、腕前の差がまったく出ません。そこで、見積もった差の8割だけをハンデにして、残りの2割は実力として残しています。

実際に、隠しホールをその日の平均どおりのペース(隠しホールの合計 = グロス × 48 ÷ 72)で回った場合のハンデとネットを計算すると、次のようになります。

グロス隠しホールの合計(平均どおり)ハンデネット
7248072.0
80約53.36.473.6
906014.475.6
100約66.722.477.6
110約73.330.479.6
1208036(上限)84.0

平均どおりなら、グロスが10打違うとネットは2打違います(ネット ≒ 72 + (グロス − 72)× 0.2)。つまり新ペリアは、腕前の差を8割ほど縮めたうえで、残りを「隠しホールに当たった運」と「その日の調子」で競う方式です。グロス100の人が優勝するのは、隠しホールでたまたまたたいた(=ハンデが大きくついた)か、隠しホール以外でよいスコアを出したときです。

隠しホールの合計ごとのハンデ早見表(パー72)

パー72のコースで、隠しホールの合計からハンデを引く早見表です。新ペリア(12ホール)の合計2打ぶんと、ペリア(6ホール)の合計1打ぶんが同じハンデになるので、1つの表にまとめました。ハンデの上限36の設定で、小数第1位まで計算しています。

新ペリアの合計(12ホール)ペリアの合計(6ホール)ハンデ
48240
50252.4
52264.8
54277.2
56289.6
582912.0
603014.4
623116.8
643219.2
663321.6
683424.0
703526.4
723628.8
743731.2
763833.6
783936.0
80以上40以上36(上限。計算上は38.4〜)

新ペリアでは合計が1打増えるごとにハンデが1.2増えるので、表にない奇数の合計は前後の値の真ん中です(合計61なら15.6、65なら20.4)。隠しホール12ホールの合計78は1ホール平均6.5打で、ここでハンデがちょうど上限の36に届きます。上限を40にするなら合計82(計算上40.8 → 40)から、48にするなら合計88から上限になります。

パー72以外のコースでは、引く数が変わるぶんハンデがずれます。パー71なら同じ合計64でも(96 − 71)× 0.8 = 20.0 と、パー72より0.8大きくなります。コースのパーが1小さいと、全員のハンデが0.8ずつ大きくなると覚えておくと便利です。

計算例:4人のコンペで順位表を作る

前の章のパー72のコースで、隠しホールを1・2・3・5・6・7・10・11・13・14・16・18番にしたときの、4人の集計例です。ハンデの上限36、ダブルパーカットあり、小数第1位まで、ネットが同じならハンデの少ない人が上、という設定で計算しました。

順位名前アウト・イングロス隠しホールの合計ハンデネット
1Bさん51・511027228.873.2
2Cさん38・3876502.473.6
3Aさん45・45906014.475.6
4Dさん60・5811881(実際は82)36(計算上39.6)82.0
  • Bさん:隠しホールの合計72 → 72 × 1.5 = 108 → 108 − 72 = 36 → 36 × 0.8 = 28.8。グロス102 − 28.8 = 73.2。隠しホールで48に対して24打多くたたいた一方、隠しホール以外の6ホール(パー24)は30打にまとめたため、ハンデが実力より大きくついて逆転優勝
  • Cさん:隠しホールの合計50 → 75 − 72 = 3 → 2.4。グロス76は4人でいちばん良く、ベスグロ。ただしネットは73.6で、Bさんに0.4打届かず2位
  • Aさん:アウト・インとも45で、隠しホールも平均どおりの60 → ハンデ14.4、ネット75.6。前の章の表のグロス90の行とまったく同じ数字になる
  • Dさん:5番パー4で9打だったが、ダブルパーカットで8打として数えるので、隠しホールの合計は82ではなく81。81 × 1.5 = 121.5 → 49.5 × 0.8 = 39.6 だが、上限36で止まりネット82.0

この例のように、新ペリアではグロスの順位(C → A → B → D)とネットの順位(B → C → A → D)が入れ替わることはよくあります。ベスグロのCさんを「優勝」と「ベスグロ賞」の両方で表彰するか、賞を重ねずに次の人へ回すかは、コンペで決めておく部分です。

ローカルルール:ダブルパーカット・ハンデ上限・端数・マイナスのハンデ

新ペリアの基本の式は同じでも、細かい扱いはコンペやゴルフ場の集計によって違います。結果に差が出やすいのは次の4つで、案内状やスタート前の説明で決めておくと揉めません。

ルールよく使われる決め方ほかの決め方数字の例
隠しホール1ホールの上限パーの2倍まで(ダブルパーカット)パー+3まで(トリプルボギー)、上限なしパー3は6打、パー4は8打、パー5は10打まで
ハンデの上限3640・48・上限なし36は合計78、40は合計82、48は合計88から
端数小数第1位まで整数に四捨五入、整数に切り捨て合計61 → 15.6/16/15
マイナスのハンデ0にするマイナスのまま(ネットがグロスより悪くなる)合計46 → −2.4 → 0

ダブルパーカットは、隠しホールの計算にだけ使う上限です。グロス(18ホールの実際の打数)は大たたきしたホールもそのまま数えます。パー+3(トリプルボギー)までにすると、パー4の上限が8打から7打に下がり、大たたきしたホールでハンデがつきにくくなります。

端数を小数第1位まで残すと、ネットが同じになる人が減ります。整数に丸めると計算は楽ですが、同点が増えるので、次の章の同点の決め方が大事になります。マイナスのハンデは、隠しホールをパーより良いスコアで回った上級者に出ます。0にするのが一般的ですが、上級者どうしの差をきちんと出したいコンペではマイナスのまま使うこともあります。

新ペリア・ダブルペリア・ペリア(6ホール)の違い

ペリア方式にはいくつかの呼び名があります。もとになったのが隠しホール6ホールの「ペリア方式」で、それを12ホールに増やして運の要素を減らしたのが「新ペリア方式」「ダブルペリア方式」です。

方式隠しホールハンデの式(パー72)隠しホール1打あたりのハンデ
ペリア6ホール(パー3・パー5を1つずつ、パー4を4つ。パー24)(合計 × 3 − 72)× 0.82.4
新ペリア12ホール(パーの合計48)(合計 × 1.5 − 72)× 0.81.2
ダブルペリア12ホール(アウト・インから6ホールずつ、パー3・パー5を1つずつとパー4を4つ)(合計 × 1.5 − 72)× 0.81.2

新ペリアとダブルペリアは計算式が同じで、コンペではほぼ同じ意味で使われています。厳密には、ダブルペリアは「アウト・インから6ホールずつ」という選び方まで決まっていて、新ペリアは「パーの合計が48になる12ホール」と説明されることが多い、という程度の違いです。いまの新ペリアの案内でも、アウト・インから6ホールずつ選ぶのが普通です。

ペリア(6ホール)は隠しホールが少ないぶん、1ホールの出来でハンデが大きく動きます。1ホールあたりパー+1.35打(グロスの平均約96)でプレーする人を想定して、隠しホールの抽選とスコアをランダムに変えながら2万回計算すると、ネットのばらつき(標準偏差)は新ペリアで約2.2打、ペリアで約4.2打と、ペリアのほうが約2倍になりました。運の要素を楽しみたい小さなコンペならペリア、実力も反映したいなら新ペリアが向いています。

同点の決め方と賞:飛び賞・ブービー賞・ベスグロ

ネットが同じ人が出たときの順位は、コンペの前に決めておくのが基本です。よく使われる決め方は次の3つです。

  • ハンデの少ない人を上にする:ハンデが少ない=グロスが良い人を上位にする、いちばんよく見かける決め方
  • 年齢が上の人を上にする:社内コンペや親睦会で使われることが多い
  • 同じ順位にする:賞品を分けるか、ジャンケンなどで決める

ほかに、インのスコアが良い人、18番から逆にさかのぼってスコアが良い人を上にする(カウントバック)といった決め方もあります。どれにするにしても、案内状に1行書いておけば当日に迷いません。

賞決め方よくある注意
優勝・準優勝・3位ネットの1〜3位ベスグロの人と重ねるかどうかを決めておく
飛び賞5位・10位・ラッキー7など、決めた順位の人参加人数に合わせて数を決める
ブービー賞下から2番目最下位が欠場・棄権のときの扱いを決めておく
ブービーメーカー最下位ブービー賞と並べて用意することが多い
ベスグロ(ベストグロス)グロス(実際の打数)がいちばん少ない人ネットの賞と重ねないこともある
ニアピン・ドラコン指定したパー3でピンに最も近い人、指定ホールで最も飛ばした人スコアと関係なく当日その場で決まる

参加者が少ないと、ブービー賞やブービーメーカーが上位の賞と重なってしまいます。ツールでは参加者が5人以上のときにブービー賞・ブービーメーカーを付け、飛び賞は指定した順位(4位以下でブービーより上)に付けるようにしています。ボウリング大会で同じようにハンデをつけて順位を決める方法は、ボウリング大会のハンデの決め方でまとめています。

幹事の集計の手順:抽選から順位発表まで

ゴルフ場の集計サービスを使わず、幹事が自分で新ペリアの集計をするときの流れです。新ペリア方式 ハンデ計算を使うと、次のように進められます。

  1. 1

    コースの18ホールのパーを合わせる

    初期値はパー72のよくある並びです。スコアカードを見て、違うホールだけ直します。

  2. 2

    方式を選んで隠しホールを抽選する

    新ペリア・ダブルペリア(12ホール)かペリア(6ホール)を選び、「隠しホールを抽選」を押します。プレー中は「隠しホールを伏せる」にしておきます。

  3. 3

    ローカルルールを選ぶ

    ダブルパーカット・ハンデの上限・端数・マイナスのハンデ・ネットが同じときの決め方・飛び賞の順位を、案内状のルールに合わせます。

  4. 4

    スコアを入れる

    1ホールずつ打数を入れるか、Excel やスプレッドシートの表をまとめて貼り付けます。1行に「名前と18ホールのスコア」が並んでいれば、アウト・インの小計や合計の列が入っていても読み飛ばします。

  5. 5

    成績表を確かめて発表する

    ハンデ・ネット・順位と賞が自動で付きます。結果をコピーして LINE で共有するか、CSV で保存して表彰の準備に使います。

スコアカードの集計で多いミスは、隠しホールの打数の写し間違いと、ダブルパーカットの当て忘れです。自分のハンデが合っているか聞かれたときは、ツールの「1人のハンデ計算」に隠しホールの合計とグロスを入れると、式の途中の数字をそのまま見せられます。表彰式や景品の用意など、コンペ全体の段取りは幹事がやることリストも参考にしてください。

よくある質問

新ペリア方式のハンデの計算方法は?
隠しホール12ホールのスコアの合計を1.5倍して18ホール分にし、コースのパー(ふつう72)を引いて0.8を掛けます。合計64なら、64 × 1.5 = 96、96 − 72 = 24、24 × 0.8 = 19.2 でハンデは19.2です。グロスが95ならネットは95 − 19.2 = 75.8です。
隠しホールはどうやって選びますか?
アウトとインからそれぞれ6ホールずつ、パー3を1つ・パー5を1つ・パー4を4つ選ぶのが標準で、12ホールのパーの合計は48になります。プレーが終わるまで参加者には伏せておき、スコアを見る前に抽選します。
新ペリアとダブルペリアの違いは?
どちらも隠しホールは12ホールで、ハンデの式(合計 × 1.5 − パー)× 0.8 も同じです。ダブルペリアはアウト・インから6ホールずつ選ぶと決まっていて、新ペリアはパーの合計が48になる12ホールと説明されることが多いですが、コンペではほぼ同じ意味で使われています。
ペリア方式(6ホール)の計算方法は?
隠しホール6ホール(パーの合計24)の合計を3倍し、パーを引いて0.8を掛けます。合計30なら、30 × 3 = 90、90 − 72 = 18、18 × 0.8 = 14.4 でハンデは14.4です。隠しホール1打でハンデが2.4動くので、新ペリアより運の要素が大きくなります。
ハンデの上限36になるのは、隠しホールの合計がいくつからですか?
パー72のコースの新ペリアでは、隠しホール12ホールの合計78(1ホール平均6.5打)でちょうどハンデ36になり、それより多くても36で止まります。ペリア(6ホール)なら合計39で36です。上限40なら新ペリアの合計82から、上限48なら合計88から上限になります。
ダブルパーカットとは何ですか?
隠しホールの1ホールのスコアを、パーの2倍までに抑えて計算する決まりです。パー3なら6打、パー4なら8打、パー5なら10打が上限です。ハンデの計算にだけ使い、グロスは実際の打数のまま数えます。
新ペリアは下手な人が有利なのですか?
いいえ。× 0.8 があるため、隠しホールを平均どおりに回るとグロスが10打違ってもネットは2打しか縮まらず、上手な人のほうが少し有利です。グロスが多い人が上位に来るのは、隠しホールでたたいてハンデが大きくついたときや、隠しホール以外でよいスコアを出したときです。
ネットが同じときの順位はどう決めますか?
よく使われるのは「ハンデの少ない人(グロスの良い人)を上にする」と「年齢が上の人を上にする」です。インのスコアや18番からさかのぼって比べる方法もあります。どれにするかはコンペの前に決めて、案内状に書いておくのが確実です。
パー72以外のコースではどう計算しますか?
式の72をそのコースのパーに置き換えます。パー71なら(合計 × 1.5 − 71)× 0.8 で、合計64ならハンデは20.0です。パーが1小さいと、全員のハンデが0.8ずつ大きくなります。

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