定形外の規格内と規格外の違い|サイズ・厚さ3cm・重さの判定と料金表
定形外郵便には「規格内」と「規格外」の 2 つの料金があり、同じ重さでも規格外は 110〜170円ほど高くなります。どちらになるかは大きさ・厚さ・重さの 3 つで決まりますが、「長辺」「短辺」「3 辺の合計」など言葉がややこしく、角0 の封筒や小さな箱を送るときに迷いがちです。この記事では、定形・規格内・規格外・送れないの判定の順番、2024年10月改定の料金表と規格内・規格外の差額、厚さ 3cm の正しい測り方、封筒の種類ごとの区分、規格外になりやすい物の例、規格外になったときにほかの送り方を選ぶ目安までをまとめます。
判定は「定形 → 規格内 → 規格外 → 送れない」の順
手紙・封筒の郵便物は、小さい区分から順に当てはまるかを確かめていくと迷いません。大きさ・厚さ・重さのうち 1 つでも上限を超えたら、次の区分に進みます。
| 区分 | 大きさ | 厚さ | 重さ |
|---|---|---|---|
| 定形郵便 | 長辺 14〜23.5cm・短辺 9〜12cm | 1cm まで | 50g まで |
| 定形外(規格内) | 長辺 34cm・短辺 25cm まで | 3cm まで | 1kg まで |
| 定形外(規格外) | 長辺 60cm まで・長さ+幅+厚さ 90cm まで | (3 辺の合計に含む) | 4kg まで |
| 郵便では送れない | 上を超えるもの | — | 4kg 超 |
規格外の条件だけは「3 辺の合計」という考え方になります。長辺 60cm 以内で、長さ・幅・厚さを足して 90cm 以内なら規格外として送れます。たとえば 40×30×10cm の箱は合計 80cm なので規格外で送れますが、50×35×10cm は合計 95cm で郵便物としては送れず、ゆうパックなどを使うことになります。
規格内・規格外の料金表と差額(2024年10月改定)
2024年10月1日に改定された料金です。2026年10月の改定はゆうパックやクリックポストなどが対象で、定形外郵便の料金は変わっていません。重さの区切りは「以内」なので、50g ちょうどは 50g までの料金です。
| 重さ | 規格内 | 規格外 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 50g まで | 140円 | 260円 | +120円 |
| 100g まで | 180円 | 290円 | +110円 |
| 150g まで | 270円 | 390円 | +120円 |
| 250g まで | 320円 | 450円 | +130円 |
| 500g まで | 510円 | 660円 | +150円 |
| 1kg まで | 750円 | 920円 | +170円 |
| 2kg まで | — | 1,350円 | — |
| 4kg まで | — | 1,750円 | — |
差額は軽いもので 110〜130円、500g を超えると 150〜170円です。規格内は 1kg までしかないため、大きさが規格内でも 1kg を超えると規格外の 2kg までの料金(1,350円)になります。ちなみに定形郵便は 50g まで 110円で、定形の封筒で 50g を超えると規格内の 100g までの 180円です。
封筒の種類ごとの区分
よく使う封筒が、紙 1 枚だけ入れたときにどの区分になるかをまとめました。重さや厚さが増えると、ここから上の区分へ移ります。
| 封筒 | 大きさ | 大きさだけで決まる区分 | 主な中身 |
|---|---|---|---|
| 長形3号・洋長形3号 | 120×235mm | 定形 | A4 三つ折り |
| 長形40号 | 90×225mm | 定形 | A4 四つ折り |
| 長形4号 | 90×205mm | 定形 | B5 三つ折り |
| 角形3号 | 216×277mm | 規格内 | B5 |
| 角形A4号・角形20号 | 228×312mm・229×324mm | 規格内 | A4 |
| 角形2号 | 240×332mm | 規格内 | A4・A4 のクリアファイル |
| 角形1号 | 270×382mm | 規格外(長辺 34cm 超) | B4 |
| 角形0号 | 287×382mm | 規格外(長辺 34cm 超) | B4・A4 のファイルごと |
角1・角0 は短辺こそ 25cm を少し超える程度ですが、長辺が 38.2cm あるため規格内の 34cm を超え、紙 1 枚でも規格外になります。角0 にコピー用紙の B4 を入れると、4 枚(約 46g)までが 260円、5〜13 枚が 290円です。同じ書類を角2 に入れられるなら、50g までは 140円で済みます。B4 の書類でも、二つ折りにして角2 で送れるなら 120円安くなる計算です。
厚さ 3cm の正しい測り方
規格内か規格外かの判定でいちばんもめやすいのが厚さです。郵便局では、厚さ 3cm の溝が空いた専用の定規(スケール)に通るかどうかで判定します。ふくらんだ封筒は、いちばん厚い部分が通らなければ規格外です。
- 1
封をしてから測る
封をする前は口が開いて薄く見えます。テープやのりで閉じ、送る状態にしてから測ります。
- 2
平らな机に置いて定規を立てる
封筒を机に置き、いちばん厚いところに定規を垂直に当てて測ります。上から押さえつけて測ると実際より薄く出るので、軽く手を添える程度にします。
- 3
3cm の隙間を作って通してみる
本を 2 冊、3cm の間隔で立てて並べ、その隙間を封筒が通るか試すと、郵便局のスケールに近い判定ができます。
- 4
余裕が 2〜3mm しかなければ窓口へ
物の形によって当て方で厚さが変わります。ぎりぎりなら窓口で測ってもらうのが確実です。
判定の練習:この大きさ・重さはどの区分?
実際に迷いやすい大きさ・厚さ・重さの組み合わせを、上の判定の順番で当てはめてみます。大きさは「長辺×短辺×厚さ」です。
| 大きさ | 重さ | 区分 | 料金 | 決め手 |
|---|---|---|---|---|
| 23.5×12×0.5cm(長3) | 48g | 定形 | 110円 | すべて定形の範囲 |
| 23.5×12×0.5cm(長3) | 52g | 規格内 | 180円 | 重さが 50g を超えた |
| 23×12×1.3cm | 40g | 規格内 | 140円 | 厚さが 1cm を超えた |
| 33.2×24×1cm(角2) | 95g | 規格内 | 180円 | 長辺 34cm・短辺 25cm 以内 |
| 25×18×2.8cm | 300g | 規格内 | 510円 | 厚さ 3cm 以内 |
| 25×18×3.5cm | 300g | 規格外 | 660円 | 厚さが 3cm を超えた |
| 38.2×28.7×1cm(角0) | 45g | 規格外 | 260円 | 長辺が 34cm を超えた |
| 33×24×2cm | 1.2kg | 規格外 | 1,350円 | 重さが 1kg を超えた |
| 40×30×10cm | 800g | 規格外 | 920円 | 3 辺の合計 80cm で 90cm 以内 |
| 50×35×10cm | 800g | 送れない | — | 3 辺の合計 95cm で 90cm を超えた |
表の 3 行目のように、定形の大きさでも厚さが 1cm を超えると、重さが 40g でも定形外になります。この場合は規格内の 50g までの 140円で、定形の 110円より 30円高いだけですが、110円の切手しか貼っていなければ料金不足です。6 行目は厚さがわずか 5mm 違うだけで 150円高くなる例で、物を送るときは厚さ 3cm を意識して梱包するだけで送料が変わります。
規格外になりやすい物と、避ける工夫
- 厚い本・雑誌:単行本や厚い雑誌は 3cm を超えやすい。2 冊に分けて送るか、3cm 以下なら規格内で収まる
- 小さな箱(アクセサリー・化粧品・ガジェット類):箱の高さが 3cm を超えると規格外。箱を外して緩衝材で包むと規格内に収まることがある
- B4 以上の書類・ポスター:長辺 34cm を超える。B4 は二つ折りにして角2 に入れれば規格内
- 衣類:たたむと厚くなる。圧縮袋などで 3cm 以内に収めれば規格内
- マチ付きの封筒にぎっしり入れた書類:重さは軽くても厚さで規格外になる
規格外を避ける基本は「折る・分ける・箱をやめる」の 3 つです。ただし、無理に押し込んで中身を傷めたり、封が開いたりしては元も子もありません。追跡や補償がほしい物、割れ物などは、そもそも定形外郵便ではなく別の送り方を検討しましょう。
規格外になったら、ほかの送り方と比べる
規格外は料金が上がるので、定額の封筒サービスのほうが安くなる場面があります。郵便局で買える専用封筒の料金と大きさの上限は次のとおりです。
| 送り方 | 料金 | 大きさ・重さの上限 | 追跡 |
|---|---|---|---|
| スマートレター | 210円 | 25×17cm・厚さ 2cm・1kg | なし |
| レターパックライト | 430円 | 34×24.8cm・厚さ 3cm・4kg | あり |
| レターパックプラス | 600円 | 34×24.8cm・厚さ制限なし(封が閉まれば可)・4kg | あり(対面) |
たとえば、厚さ 3cm を少し超える 400g の箱は規格外の 660円ですが、34×24.8cm に収まる大きさならレターパックプラスの 600円のほうが安く、追跡も付きます。逆に、100g の物が規格外になっただけなら 290円で、レターパックより安く済みます。A5 くらいの小物なら、厚さ 2cm 以内に収めてスマートレター(210円)にする手もあります。詳しい比較は特定記録・簡易書留・レターパックどれが安い?を参照してください。
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よくある質問
- 定形外の規格内と規格外の違いは何ですか?
- 長辺 34cm・短辺 25cm・厚さ 3cm・重さ 1kg 以内なら規格内、それを超えて長辺 60cm・3 辺の合計 90cm・4kg 以内なら規格外です。50g までの料金は規格内 140円、規格外 260円です。
- 規格外の料金はいくらですか?
- 2024年10月改定の料金で、50g まで 260円、100g まで 290円、150g まで 390円、250g まで 450円、500g まで 660円、1kg まで 920円、2kg まで 1,350円、4kg まで 1,750円です。
- 角0 の封筒は規格外ですか?
- 規格外です。角形0号は 287×382mm で、長辺が規格内の上限 34cm を超えるため、紙 1 枚でも規格外の 260円(50g まで)になります。角形1号(270×382mm)も同じです。
- 厚さ 3cm はどうやって測ればいいですか?
- 封をした状態で平らな机に置き、いちばん厚い部分に定規を垂直に当てます。郵便局では 3cm の溝がある専用のスケールに通るかで判定するので、本を 3cm 間隔で立てて隙間に通してみると近い判定ができます。
- 規格内の大きさで 1kg を超えたらどうなりますか?
- 規格内は 1kg までなので、1kg を超えると規格外の 2kg までの料金(1,350円)になります。4kg を超えると定形外郵便では送れません。
この記事で紹介したツール
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