履歴書の学歴欄の書き方|どこから書く?学校名・学部・「以上」の見本
履歴書の学歴欄は、書く内容が決まっている分だけ、書き方の小さなミスが目立つ欄です。どこから書き始めるか、学校名をどこまで正式に書くか、学部・学科・コースの書き方、職歴との区切りと最後の「以上」まで、迷いやすい点を見本つきでまとめます。転校や通信制、海外の学校など、少し特殊な場合の書き方も紹介します。
学歴欄の見本と基本の並び
学歴欄は「学歴・職歴」がひとつの欄になっている様式が多く、1行目の中央に「学歴」と書いてから、古い順に1行ずつ入学・卒業を書きます。4年制大学を卒業した人の典型的な見本は次のとおりです。
| 年 | 月 | 学歴・職歴 |
|---|---|---|
| 学歴(中央に書く) | ||
| 平成28 | 3 | ○○市立○○中学校 卒業 |
| 平成28 | 4 | ○○県立○○高等学校 普通科 入学 |
| 平成31 | 3 | ○○県立○○高等学校 普通科 卒業 |
| 平成31 | 4 | ○○大学 経済学部 経済学科 入学 |
| 令和5 | 3 | ○○大学 経済学部 経済学科 卒業 |
| (1行あける) | ||
| 職歴(中央に書く) | ||
| 令和5 | 4 | 株式会社○○ 入社 |
| 以上(右寄せ) |
上の例は2000年4月2日〜2001年4月1日生まれの人の年月です。年の欄には年だけ、月の欄には月だけを書き、「年」「月」の文字は様式に印刷されているので重ねて書きません。学校名と「入学」「卒業」の間は全角1文字分ほどあけると読みやすくなります。
学歴はどこから書く?中学卒業からが一般的
決まりはありませんが、「中学校卒業」から書き始めるのが最も一般的です。義務教育の小学校・中学校の入学まで書くと行数を使いすぎ、高校入学から書くと最終学歴までの流れは分かるものの、中学卒業の行がないと少し唐突に見えます。
| 書き始め | 向いている場合 |
|---|---|
| 中学校卒業から | 迷ったらこれ。新卒・転職どちらでも標準的 |
| 高等学校入学から | 職歴が多く、学歴欄の行数を節約したいとき |
| 小学校入学から | 公務員の一部の様式など、指定があるときだけ |
| 最終学歴だけ | 応募先から指示があるとき。指示がなければ避ける |
中学校は入学を書かず卒業だけ書き、高校以降は入学と卒業を両方書きます。最終学歴が大学院なら、学部の入学・卒業も省略しません。
学校名は略さず正式名称で書く
履歴書は公的な書類として扱われるため、学校名は在籍していた当時の正式名称で書きます。普段の呼び方のまま書いてしまいやすいのが次のような点です。
- 「高校」ではなく「高等学校」、「高専」ではなく「工業高等専門学校」など正式名称にする
- 公立は「○○県立」「○○市立」、国立大学の附属校は「○○大学教育学部附属」まで書く
- 私立は「私立」をつけず学校名だけでよい。学校法人名(学校法人○○学園)は書かなくてもかまわない
- 大学は「学部」「学科」まで、専攻やコースがあればそれも書く(例:○○大学 文学部 人文学科 心理学専攻)
- 高校は「普通科」「商業科」「理数科」などの学科を書く。全日制・定時制・通信制は必要に応じて書く
「同上」「〃」は使わない
入学と卒業で同じ学校名が続くと「同上」や「〃」で省略したくなりますが、履歴書では毎行きちんと学校名を書くのがマナーとされています。省略は読み手に手抜きの印象を与えやすく、Web応募で行ごとにデータ化されたときに意味が通じなくなることもあります。
行数が足りないときは、学歴の書き始めを高校入学にする、学歴と職歴の間の空行をなくす、といった方法で調整します。それでも収まらない場合は、職歴欄が広い様式の履歴書に替えるのが確実です。
転校・通信制・海外の学校などの書き方
| ケース | 書き方の例 |
|---|---|
| 高校を転校した | 「○○県立○○高等学校 普通科 入学」の後に「○○県立△△高等学校 普通科 転入学」、卒業は転校先で書く |
| 通信制高校に移った | 「○○高等学校 通信制課程 普通科 転入学」または「編入学」(前の学校を退学してから入った場合) |
| 高卒認定に合格した | 「高等学校卒業程度認定試験 合格」。学歴ではなく資格欄に書く様式もある |
| 海外の大学を卒業した | 「University of ○○(アメリカ合衆国)○○学部 卒業」。国名を添え、9月入学など月は実際の月を書く |
| 交換留学した | 「○○大学(カナダ)へ交換留学(○年○月まで)」。在籍校の学歴の間に1行入れる |
浪人・留年・休学、卒業見込みや中途退学の書き方は、それぞれ浪人・留年・休学は履歴書にどう書く?と卒業見込み・中途退学の履歴書の書き方で詳しく解説しています。
手書き・パソコンで共通の細かいルール
学校名や年月が正しくても、表記のゆれがあると読みにくい履歴書になります。手書きでもパソコンでも、次の点をそろえておくと丁寧な印象になります。
- 数字は全角か半角のどちらかに統一する。手書きなら算用数字で書き、漢数字は使わない
- 和暦は「H31」「R5」のような略記にせず、「平成31」「令和5」と書く
- 「入学」「卒業」は学校名の後ろに書き、行の末尾がそろうように間をあける
- 学歴と職歴の間は1行あけ、職歴の最後の次の行に右寄せで「以上」と書く
- 職歴がない場合は、「職歴」の次の行に「なし」と書き、その次の行に「以上」と書く
- 塾・予備校・自動車教習所・語学スクールなど、学校教育法上の学校でないものは学歴欄に書かない
パソコンで作るときは、Excel や Word の履歴書テンプレートの年・月の列に合わせて入力します。履歴書の学歴計算(入学・卒業年)でコピーしたタブ区切りの表は、年・月・学歴の3列にそのまま貼り付けられます。
年月を間違えないためのチェック
学歴欄でいちばん多いミスは、学校名よりも年の書き間違いです。とくに早生まれの人、2019年に入学・卒業した人、西暦と和暦を行き来した人は注意が必要です。
- 1
年号をそろえる
学歴・職歴・資格・日付欄の年号を、西暦か和暦のどちらかに統一します。
- 2
入学と卒業の間隔を確かめる
高校は3年、大学は4年など、入学と卒業の差が修業年数と合っているか確認します。浪人・留年がある人は、その分のずれが正しく入っているかも見ます。
- 3
ツールで答え合わせをする
履歴書の学歴計算(入学・卒業年)に生年月日と進路を入れると、学歴欄と同じ並びで年月が出ます。自分で書いた年と照らし合わせれば、1年ずれていないかがすぐ分かります。
生まれ年ごとの卒業年をざっと確認したいときは学歴の早見表|生まれ年から高校・大学の卒業年を出す方法も便利です。
よくある質問
- 履歴書の学歴は中学校から書くべきですか?
- 決まりはありませんが、中学校卒業から書くのが一般的です。中学校は卒業の行だけ、高校以降は入学と卒業の両方を書きます。職歴が多く行が足りない場合は高校入学から書いてもかまいません。
- 「高校」と書いてはいけませんか?
- 履歴書では正式名称で「高等学校」と書きます。公立なら「○○県立」「○○市立」もつけ、普通科・商業科などの学科まで書くと丁寧です。
- 入学と卒業で同じ学校名は「同上」でよいですか?
- 履歴書では「同上」や「〃」を使わず、毎行学校名を書くのが一般的です。行数が足りなければ、学歴を高校入学から書くなどして調整します。
- 最後の「以上」はどこに書きますか?
- 職歴の最後の行の次の行に、右寄せで「以上」と書きます。職歴がない場合は、学歴の後に「職歴」と書いて次の行に「なし」と書き、その次の行の右端に「以上」と書きます。
- 学部や学科は省略してもよいですか?
- 省略せずに書きます。大学は「○○学部 ○○学科」まで、専攻・コースがあればそれも書きます。応募先が学部・学科で専門性を判断することもあるためです。
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